スマホ代、月いくら払ってますか?
僕は今、povo(メイン番号)と楽天モバイル(データ&通話)のデュアルSIM運用で、月の実質コストが1,194円に収まっています。
ただ、この構成にたどり着くまでには「楽天モバイルを一度契約して、解約した」という失敗経験があります。この記事では、なぜ一度やめた楽天モバイルに戻ってきたのか、そしてどうやって弱点を回避する構成を組んだのかを、リアルな数字と一緒にまとめます。
結論:月1,194円で運用している(povoメイン+楽天データ)
先に結論から書きます。
- 月の合計:約1,194円
- 電話番号:変えずに済む(povoに残っている)
- 楽天経済圏:契約者としてしっかり享受(SPUが上がる)
- 以前悩まされていた「屋内で着信を逃す問題」:解消
具体的な料金の内訳はこうなっています。
- 楽天モバイル(3GB以下):1,084円
- povo(180日で660円ライン維持 ÷ 6ヶ月):実質110円
- 合計:月約1,194円
以下、なぜこの構成にしたのか、料金の仕組み、具体的な設定手順を順に説明します。
一度、楽天モバイルを解約した話
今の構成を説明する前に、背景を少しだけ。
僕は過去に楽天モバイルを単体(メイン回線)で契約していたことがあります。料金が安く、楽天経済圏との相性もいい、という理由で選びました。
ただ、しばらく使ううちに困ったことが出てきました。
- 自宅の一部の部屋で電波が弱く、業者さんからの折り返し電話や仕事の電話が取れないことがあった
- 保育園からの連絡も取りこぼしかけたことがあった
この「重要な着信を落とす」というリスクが、どうしても許容できなくなりました。結果として楽天モバイルをMNPで他社に移し、しばらくはそちらで運用していました。
なぜまた楽天モバイルに戻ったのか
2つの理由があります。
- 楽天経済圏の魅力が大きい:楽天モバイル契約者は楽天市場の買い物でポイント還元率が上がる(SPU:スーパーポイントアッププログラム)ため、経済圏ユーザーにはメリットが大きい
- **iPhone 16e の「新規レンタル1円キャンペーン」**が来た:端末コストがほぼゼロで楽天回線を持てるチャンスだった
ただし、同じ失敗はしたくない。「楽天回線はほしいけど、メイン番号は絶対に楽天に置けない」——この制約から逆算して組んだのが、今のpovoメイン構成です。
⚠️ 注意:「iPhone 16e 新規レンタル1円キャンペーン」は僕が申し込んだ時期のキャンペーンで、現在は終了しています。ただし楽天モバイルは定期的に端末キャンペーンを打っているので、楽天経済圏を使っている人は最新情報をチェックしておく価値があります。
料金の内訳と、povoの「実質月110円」の仕組み
楽天モバイル:1,084円/月
楽天モバイルは3GB以下の帯で1,078円(実際の請求は1,084円)に収まります。家ではWi-Fi接続を徹底するだけで、この帯に収まりやすくなります。
povo:実質月110円の仕組み
povoは基本料0円ですが、180日以内に有料のトッピング購入(または有料の通話・SMSの利用)がないと回線停止になります。
僕は通話料・SMS送信料も含めて、180日で合計660円を下回らないようにコントロールしています。
具体例:
- 24時間データ使い放題(330円)を半年に1回買う
- 発信通話料で660円を超えた半年はそれでOK
- 何も発生しなさそうな時期は、最低限のトッピングだけ足す
660円 ÷ 6ヶ月 = 月110円という計算です。
iPhone 16e:端末代ほぼゼロ
端末は楽天モバイルの「新規レンタル1円キャンペーン」で入手したiPhone 16eをそのまま使っています。「買う」のではなく「借りる」スタイルですが、月々の負担をほぼゼロにしてiPhoneを使えるのは強かったです。
iPhone 16e は eSIM × 物理SIM のデュアルSIM構成に対応しているので、今回の運用に相性ぴったりです。
povoをメイン・楽天モバイルをデータ側にした役割分担
ネットでよく見る「楽天メイン・povoサブ」とは、僕の運用は逆転しています。
povo(物理SIM):メイン回線
- メイン番号として使用(電話の着信はこちらで受ける)
- メイン番号で発信したい時もこちら
- au回線で通信品質が安定
楽天モバイル(eSIM):データ通信+Link発信
- データ通信はすべて楽天モバイル側で消費
- 発信は基本 Rakuten Link アプリから(楽天モバイルが提供する無料通話アプリで、国内通話が無料になる)
- 結果:povo側の通話料はほぼ発生しない
このスタイルの利点は、**「番号を変えずに大幅に通信費を下げられる」**ことです。
長年使ってきた電話番号を変えたくない人、家族や仕事関係に番号変更を伝えるのが面倒な人にとって、povoをメイン番号に据えるパターンはかなり現実的な選択肢になります。
iPhone 16eでデュアルSIMを設定する手順
具体的な設定は次の手順で進めました。
- povo の物理SIMをiPhoneに挿入(メイン番号として継続利用)
- 楽天モバイルのeSIMを発行・追加
- iPhone の「モバイル通信」設定で、それぞれの回線にラベルを設定 (設定 → モバイル通信 → 回線を選んでラベル変更)
- デフォルトの音声回線を povo に設定 (設定 → モバイル通信 → デフォルトの音声回線)
- デフォルトのモバイルデータ通信を楽天モバイルに設定 (設定 → モバイル通信 → モバイルデータ通信)
- 「モバイルデータ通信の切替を許可」をオフに (設定 → モバイル通信 → モバイルデータ通信 → モバイルデータ通信の切替を許可) ⚠️ これをオンにしたままだと、楽天の電波が弱い時にpovo回線でデータを使ってしまい、povoのデータトッピング代が勝手にかかる可能性があります
- iMessage・FaceTime の発信元番号を povo に設定
- Rakuten Link アプリをインストール・楽天モバイルで認証
ここまでで運用開始できます。
楽天モバイルの電波は屋内で弱いのが実感(デメリット)
正直に書きます。
楽天モバイルの電波は、自宅の屋内(寝室・トイレなど一部の部屋)では今も弱いです。以前契約していた時と同じ状況が、今の回線でも再現しています。
リビングや窓際では問題ないのですが、家の奥まった部屋に入るとアンテナが立たなくなることがあります。Rakuten Link 通話中に部屋を移動して途切れるのは何度か経験しました。
**ただし、今回の構成ではこれが致命傷になりません。**理由は2つ。
- メイン番号は povo(au回線)なので、業者さん・保育園・仕事の着信は屋内のどこでも安定して受けられる
- データ通信が必要な時はだいたい Wi-Fi 圏内にいる
以前の「楽天単体運用」で困っていた重要な着信の取りこぼしは、povoをメインに据えたことでほぼ解消されました。楽天モバイルの電波が弱いのは事実ですが、弱い部分を povo が補う構成にしておけば、楽天回線を持つメリット(楽天経済圏・Link無料通話)だけを取りに行けます。
補足:楽天モバイルの電波が問題ない人は、別の構成もアリ
この記事の構成は「楽天モバイルの電波に不安がある人」向けの処方箋です。
もし自宅・職場・生活圏で楽天モバイルの電波が問題なく入るなら、構成はもっとシンプルで済みます。
- 楽天モバイル単体(メイン回線):一番シンプル。電波が大丈夫なら月1,000円台で完結
- 楽天モバイル(メイン)+ povo(お守りサブ):普段は楽天、いざという時のためにpovoを0円待機させておく。万が一楽天の電波が途切れても、povo側で発着信を補える
僕の場合は一度失敗している分、「メイン番号は絶対に電波が安定しているau回線に置きたい」という判断で povo メインに倒しました。生活圏の電波事情に合わせて、最適な構成は変わります。
こんな人におすすめ
- 過去に楽天モバイル単体で契約して、電波の弱さで諦めた経験がある人
- 今の電話番号を変えたくない人
- 家族構成や仕事の都合で、着信を取りこぼしたくない人
- 月のスマホ代を1,000円台前半まで下げたい人
- データ使用量が月3GB以下に収まる人(家でWi-Fi中心の人)
- 楽天経済圏(SPU)の恩恵は受けたい人
- iPhone を使っている人(デュアルSIM対応機種)
逆に、外出先で大量にデータを使う人の場合でも、楽天モバイル段階に分けて自動で料金が変更となるのでおすすめ。
まとめ
povo(メイン番号)+楽天モバイル(データ&Link発信)のデュアルSIM運用は、
- 月の実質コスト1,194円
- 電話番号を変えずに済む
- 楽天モバイルの電波の弱さを povo がカバーする
- 楽天経済圏の恩恵はしっかり受けられる
という、地味だけど堅実な節約方法です。
「一度楽天モバイルを契約して、電波の弱さで解約した」という僕のような人でも、メイン番号を別回線に置くというワンクッションを入れるだけで、楽天モバイルのメリットだけを取りに行ける。これが今回の構成の本質だと思っています。
もちろん、楽天モバイルの電波が生活圏で問題ない人は、楽天単体、または「楽天メイン+povoお守り」のほうがシンプルで良いです。自分の環境に合わせて選んでみてください。
実際に始めるには
- povoの申込(新規 or 既存回線の維持)
- 楽天モバイルの申込 → eSIM発行
- iPhoneでデュアルSIM設定(本記事の手順)