楽天カードをサブカードとして5年使い続けてきた。
そして今年3月、ついにメインカードとして昇格させた。
きっかけは、それまでメインで使っていたdカードの強制カード切替。「どうせ番号も変わって設定変更が発生するなら、楽天経済圏に統一してポイント効率を最大化しよう」と判断した結果だ。
5年間サブとして使い続けて改めてメインに据えた立場から、「楽天カードを本気で使うとどれくらいコスパが良いか」「どんな人に向いているか」を体験ベースで書いていく。
結論を先に書いておくと、お小遣い月3万円のパパでも年10万ポイント貯められた実績は、楽天カードを核にした楽天経済圏のおかげだ。完璧ではないが、現状これに代わる選択肢が見当たらない。
楽天カード5年の遍歴:サブからメインへ
以前のカード構成(dカード時代)
| カード | 役割 | 用途 |
|---|---|---|
| dカード(メイン) | 給与口座引落 | 生活費全般 |
| 楽天カード(サブ) | 楽天銀行引落 | 楽天市場・楽天証券・暗号資産積立 |
楽天カードを最初に作った理由は単純で、楽天市場のSPUと楽天Pay連携のため。メインはdカードに置きつつ、楽天関連の決済だけ楽天カードに振り分ける王道スタイルだった。
現在のカード構成(楽天カードメイン時代・2026年3月以降)
| カード | 国際ブランド | 引落口座 | 用途 |
|---|---|---|---|
| 楽天カード(メイン) | JCB | 給与口座 | 楽天証券積立・生活費 |
| 楽天カード(サブ) | VISA | 楽天銀行 | 楽天市場・暗号資産積立 |
| 車用クレカ | Mastercard | 給与口座 | ガソリン値引・ETC |
楽天カード2枚+車用クレカ1枚の3枚体制。理由は後で解説する。
なぜメイン昇格させたか:dカード強制切替が引き金
dカードには2024年11月から「新しいdカードへの自動切替制度」が始まっている。クレジットカード番号が「4980」「5302」「5334」のいずれかから始まる旧カードを使っていた人は、有効期限更新のタイミングで「4363」「5344」「5365」始まりの新カードに自動切替される仕組みだ。
私のdカードもこの対象で、自動切替の通知が来た。問題はカード番号・有効期限・セキュリティコード・iDカード番号・dポイントカード番号・ETCカード番号がすべて変更されること。公共料金・サブスク・ネットショッピングなどの登録カード情報を全部書き換える必要がある。
「どうせ全部書き換えるなら、メインカードを楽天カードに変える絶好のタイミングでは?」
そう思って、楽天経済圏への統一を決断した。判断軸はシンプルだった。
- 楽天経済圏の恩恵が大きい:年10万ポイント実績、楽天市場・楽天モバイル・楽天証券をすでに使い倒している
- ドコモ経済圏は使っていない:楽天モバイルに乗り換えてからdポイントの活用シーンが激減
- 乗り換えコストに見合うメリットがない:dカード→他社にするなら、楽天関連のSPUと連動性を全部解体する必要がある
メインに昇格させてから2ヶ月ほど経つが、ポイント獲得効率は明らかに上がった。
楽天カード2枚+車用1枚の使い分け
楽天カードを2枚持つ意味があるのか?と思う人もいるはず。理由はそれぞれ明確だ。
メイン(楽天JCB):給与口座引落・楽天証券・生活費
生活費と楽天証券の積立クレカ決済はメインに集約。給与口座が会社指定で楽天銀行にできないため、メインは別ブランドで給与口座から引き落とす設計にしている。
楽天証券の積立クレカ分のポイントは、ポイント投資せず全額カード払いを維持することで、毎月安定した還元を受けている。詳しくは楽天証券NISA記事で書いた。
サブ(楽天VISA・楽天銀行引落):楽天市場・暗号資産
楽天市場と暗号資産積立はサブカードで決済。SPU条件「楽天銀行から楽天カードを引き落とし」を満たすためにあえて2枚目を楽天銀行引落にしている。
楽天市場で月いくらか使う家庭なら、このSPU加算(+0.5倍)で年間数百〜千ポイントの差になる。「カード2枚運用の手間」をペイできる規模感だ。
車用クレカ(Mastercard):ガソリン値引・ETC
ガソリン値引き提携と車関連の支払いをまとめる別ブランドのカード。ETCもこちらに紐付け。家計簿上「車関連」として明細を自動分離できるメリットも大きい。
3枚体制と聞くと複雑そうだが、用途別に分けることで家計簿が自動整理される。明細を見ればどの分野でいくら使ったか一目瞭然だ。
SPU上限を知らないと損する話
楽天カードで意外と知られていないのが、SPU特典の月間獲得上限だ。通常カードは月1,000pt(楽天市場で月10万円使うと到達)、楽天プレミアムカード(年会費11,000円)は月5,000ptまで上がる。
我が家は通常カードのまま。楽天市場の月間利用額が上限到達ラインに届かないので、年会費を払うメリットがない。
「プレミアムに切り替えたほうが得?」と悩んでいる人は多いはず。年会費の損益分岐は楽天市場月額利用額で決まる話で、別記事で深掘り予定だ。
楽天プレミアムカードは必要か?SPU上限から計算した損益分岐点
5年使ってわかった楽天カードの強み
① 楽天ポイントが圧倒的に使いやすい
最大の理由。楽天市場・楽天Pay・楽天証券・楽天モバイル料金・楽天トラベル・楽天ふるさと納税…どこでも使える。「ポイントの出口」が広いカードは強い。
② SPUのポイント倍率効果
楽天カード払いだけで楽天市場SPU+2倍(カード通常分1倍+カード特典分1倍)。サブカードを楽天銀行引落にすればさらに+0.5倍。年10万ポイント実績の太い柱。
③ 楽天Pay連携が秀逸
店舗決済は楽天Pay派。楽天カードからチャージ→楽天Pay払いで実質還元率1.5%(月2回ピッ提示クリア時)。詳しくは楽天Pay記事で書いた。店舗によってはQUICPayの方が早いので、楽天Payとの使い分けで対応している。
④ 国際ブランド3種対応
JCB/VISA/Mastercardから選べる。複数枚体制の自由度はここから来ている。
⑤ 年会費永年無料
通常カードなら年会費0円。これだけの機能を維持コスト不要で使える。
5年使って感じる不満点
すべてが完璧ではない。正直に書く。
明細反映が若干遅い
楽天カードアプリの明細反映が、dカード時代に比べて若干遅く感じる。決済直後に確認したくても反映されていないことがある。家計管理を厳密にやりたい人には地味にストレス。
ただ、これは「dカードと比較して」の話で、絶対的に困るレベルではない。週1回の家計簿チェックなら全く問題ない。
それでも乗り換えない理由
他社カード(PayPayカード・三井住友カードNL・JCBオリジナル等)への乗り換えは現状ありえない。
乗り換えるなら楽天経済圏丸ごと変えることになるからだ。楽天市場・楽天モバイル・楽天証券・楽天Pay・楽天銀行の連動性を解体するメリットは現時点で見当たらない。
経済圏全体で年10万ポイント以上の恩恵を受けている状態を、月数百ポイントの差で動く話ではない。経済圏統一による効率最大化のメリットが、乗り換えコストを大きく上回っている。
どんな人にメインカードとして勧めるか
楽天カードを「メイン」として勧められるのは、こういう人だ。
- 楽天市場を毎月使う(SPU効果がじわじわ効いてくる)
- 楽天モバイル or 楽天証券をすでに使っている(経済圏の入口あり)
- 年会費を払いたくない(通常カードで十分)
- ポイントの使い道に困りたくない(楽天ポイントの汎用性は最強クラス)
逆に向いていない人。
- 楽天サービスをほとんど使わない人
- 1枚で高還元率を求める人(カテゴリ別還元の特化カードの方が向く)
- ステータス重視(楽天プレミアムは年会費に対するステータス感が薄い)
まとめ
- 楽天カードはサブ約5年→2026年3月にメインへ昇格
- dカード強制切替を機に楽天経済圏に統一を決断
- 楽天カード2枚+車用クレカ1枚の3枚体制(用途別管理で家計簿自動整理)
- 強み:ポイント汎用性・SPU・楽天Pay連携・国際ブランド3種・年会費無料
- 不満:明細反映の遅さ
- 楽天経済圏まるごと使う前提では現状最適解
「楽天カードってどうなの?」と聞かれたら、まず「楽天市場をどれくらい使うか」を聞き返すことにしている。普段使い+楽天市場で買い物するなら、メインカードとして十分ペイする。
楽天カードは入会キャンペーンが頻繁に切り替わるので、新規申し込みするならタイミングを見るのがおすすめ。最新のキャンペーン情報は公式サイトで確認できる。